騎手と腰痛

 岡部騎手が引退されることになり、それを記念する特別レースが行われることになったことが大きく報道されました。38年間に及ぶ騎手生活にあって数多くの記録を塗り替えてこられ、惜しまれながらの引退ですが、本当にご苦労様でした。

 ところで、何ごとにおいても一筋の道を長年続けていくということは、続けようとする強い意志とこれを支える充分な体力の両面の持続が求められます。例えば体力のほうですが、時速50〜70キロで疾走する馬を御するには、腕の力だけで手綱を操ったのでは力負けしてしまいます。そのため腰を落としてバランスをとり、手綱を使って馬を御しながらその体勢で身体全体に力を分散することが求められるわけですが、この姿勢は本来直立して生活する人間にとってそもそも不自然なものですから、どうしても腰に負荷がかかってしまい、その結果「椎間板ヘルニア等の腰痛」が騎手にとっての職業病になりがちなのです。「無事これ名馬」という格言がありますが、落馬事故は勿論のこと「腰痛」等の故障もなく、これまでの長年を無事に務め上げてこられた岡部騎手の場合、その陰には人知れない、たゆまぬトレーニングによる自己管理があったのではないかと推察されます。


    新社員寮が完成しました

 昨年の11月から工事を始めていた「社員寮」がこのほど完成しました。当トレセン場内には独身者用に2棟、世帯者兼用4棟の社員寮がありましたが、このたび独身者用に、新たに1階を食堂とした16人が暮らせる寮を新築したものです。これまでにない通気・断熱処理や使い勝手の良いシャワー設備などを充分に考慮したことは勿論ですが、加えて目の前には樹齢30年にも及ぶ桜の木が並び、あと2ヶ月もすれば部屋に居ながらにして花見ができるという、誠にうらやましい環境にあります。今後はこれまで食堂だった建物を事務所に改修したり、既存の寮を世帯者用に改修したりする計画をたてています。

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